BETABOME(ベタ褒め)FACTORY

自分を褒めて。同時に他人も褒めて。色々感じたことや考えたことを書きます。

アート「マインドフルネス」の勧め。自分の感情に振り回されて損をしないために

Hi!
自分の目標に向かってなにかに取り組んでいる場合、
時々自分の「感情」が邪魔になる時がある。
大きな大会に臨む為のスポーツの練習、
資格習得の為の勉強、
絵画や音楽などの作品作り、
なんでも良い。
なにかに集中しようと思った時、前日、仕事で理不尽な目にあったことが思い出される。
その時の映像が蘇る。
「俺は悪くなかったのに」
「アイツにミスを擦りつけられた」
「挙句、上司に怒鳴られた」
「ムカつく」
そして思う。
「このムカついている状態では大会が目の前なのに練習に身が入らないよ!」
「このムカついている状態では勉強している内容が頭に入ってこないよ!」
「このムカついている状態では良い作品なんて作れないよ!」
と。
確かに、ムカついて当然のことが起こったのかも知れない。
しかし、世の中、理不尽な出来事に遭遇することは決して珍しいことではない。
そして理不尽な出来事が起こる度に、怒りや悲しみを爆発させていては、「表現」に限らず、何においても良いパフォーマンスを発揮することはできないんじゃないかと思った。
そして何を隠そう、俺は超、短気なんだ!
で、
繰り返しになるが、イライラしている状態では作品がつくれない!
仮に作品のコンセプトが「怒り」とか「憎しみだったらイライラさんウェルカムかも知れないが、俺はそういう作品が作りたいわけではない。
俺はすっかり自分の感情に振り回されてしまった。
困った。。
と言うことで、今回、紹介したいのは「マインドフルネス(mindfulness)」である。
知人にオススメされて1ヶ月くらい続け、最近なんとなく良い効果が分かってきたので皆様とシェアしたい。
何か目標に向かって取り組んでいる人
集中力を高めたい人、
の他
感情が暴走してしまうのをなんとかしたいと思っている人、
すぐにネガティブ思考に囚われて困っている人、
せっかちで常に心ここにあらずな人
なんかにもお勧めです。
話は

  1. イライラする!ムカつく!の感情が消えない!
  2. マインドフルネスのやり方

の2本です。

この記事において「マインドフルネス」という言葉を用い「瞑想」という言い方をしないのは「瞑想」は宗教や思想が絡むので話が難しくなると思ったからです。
また、今回紹介するマインドフルネスのやり方は、俺流です。
俺なりに本を読んで勉強し、自分にフィットするやり方を模索しましたが、詳しく、真剣に「マインドフルネス」について知りたい方は1冊本を購入することを勧めます。
あくまで工場長(俺)の実体験(日記)として参考にしていただけたらと思います。

カテゴリーが「雑記」ではなく「アート」なのは
「心」「精神(感情を含む)」を糧にする「表現」の世界において「マインドフルネス」が非常に有効な作用を及ぼすと思ったからです。
なにかを「表現」する人「マインドフルネス」良いすよ!

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(ちらっ)

 イライラする!ムカつく!の感情が消えない!

冒頭で、俺は「短気」である。という話をしたが、先ずはここ最近あった俺のイライラエピソードを紹介したい。
(とは言っても半年前の話です)
2020年の夏、俺はある公募(コンペティション)に向けて、全力で制作していた。
締め切りの期間も迫っていた。
スポーツならば試合が近日に迫る状態。
ピアノならば演奏会が間近に迫っている状態。
みたいな感じだ。
つまりはピリピリしていた。
我ながら
「少し気が滅入っている。ピリピリしすぎている」
と感じたので、友人を誘って飲みに行き、気分転換を図ろうと考えた。
その時、俺が誘おうと思ったその友人をAとしよう。
Aは繊細さは欠けるものの穏やかで優しい男だ。
聞き上手で口論(口喧嘩)を嫌う。
Aとは会話をしていて和む。
穏やかな気持ちになる。
ということで俺は日にちを決めて、Aを誘った。Aは快諾した。
飲みに行く当日になった。
当日Aから連絡がはいった
「Bも来たいって言うんだけど、一緒に行っても良い?」
と。
BとはAの友人で俺もBのことは知っている。
そればかりか俺はBの職歴から参考する点があると考え、俺はBに相談事をしたこともあった。
しかしBと会うのは5年ぶりのことだということ。
俺にとってはBはAまで心を許せる存在ではなかったということ。
今の自分がピリピリしているということ。
ふと懸念要素が俺の頭をよぎった。
しかし、相談に乗ってもらったことが頭をよぎり断ることができず
「おう良いよ」
とAに返答した。
「良いよ」とは言ってしまったものの、、
俺はなんとなく嫌な予感がした。

嫌な予感は当たってしまった。
「やばい!Bのノリ!合わないっ!」
Bは本人としては悪気はないと思うのだが、俺に対し
「絵画がダメだった時、次はどうするの?そろそろ決めないといけないんじゃない?」
とか
「絵画って何が良いの?よく良くわからない」
とか
「ロックって何?このアイドルグループだってタイトルが『壁をぶち壊せ』なんだからロックバンドと言えるのでは?」
みたいなことを言ってきた。
俺「。。。。(いらいらいらいらいらいらいら)」
後、Bはそもそも酒が飲めない。
飯ばっか食ってる。
ちなみに俺は少食。
「それしか食べないの?店に来てそれしか頼まないってどうなの?」
俺「。。。太るから。。。。(いらいらいらいらいらいらいら)」
やべぇ!本来、美味しいはずの酒がまずい!ムカつく!
「こっちが真剣に絵画に向き合ってるのにヘラヘラと。いちいちマウントとるような言葉運びしやがって!」
「そもそも酒が飲めないなら来るなよ!」
後、Aから聞いた話では、もともとBはその日、違う人と会う予定だったらしい。
しかし急遽断られたのでAに声をかけたようだ。
。。。。
「てめぇみたいに人を舐めたような態度をとってるからドタキャンされんだよ!」
と言ってやりたかった。
堪えた(笑
二軒目に行かないか。と言う話が挙がったが、イライラしすぎて気持ち悪くなってきたので断って帰宅して寝た。
最悪だ。
気分転換するための飲みが、逆にストレスを持ち帰る結果になってしまった。
「仕事」と割り切った飲み会より嫌な気分になったぞ。
そして、俺のイライラの感情はその後も続いた。
制作していると、しきりにその時の映像が頭をよふぎるのだ。
Bの表情。
Bの声色。
その時言った言葉が蘇る。
「うざい!ムカつく!」
これが、職場で勤務していれば、他の人との関わりや仕事に追われてBへのイライラも忘れることができたのかも知れないが、制作中は何度もイライラが蘇った。
イライラする!ムカつく!の感情が消えない!
さて。
ここで皆様に誤解して欲しくないことがある。
それはこの一連の話で俺がブログという媒体を借りてB氏の悪口を言いたいわけではない。
ということ。
B氏にはB氏の事情がある。
そして俺の書いた文章である以上、この記事は「俺贔屓」である。
「Bの人間性が悪いー」とか、「Alex工場長の心狭すぎー」とかいう話をしたい訳じゃない。
ここで俺が言いたいことは、
俺がすっかり自分の感情に振り回されてしまった。
ということである。

マインドフルネスのやり方

行きつけの床屋で髪を切ってもらっている時、何気ない会話から「マインドフルネス」を勧められた。
(何気ない会話からマインドフルネス勧められるってなんだよ!って感じだが、、、笑)
俺は、マスターはとても穏やかでゆっくりと言葉を紡ぐ優しい男性だと認識していたが、
彼曰く、昔は短期で鼻にピアスを開けていたらしい
それが「マインドフルネス」によって変わっていったと言うのだ。
俺「へー。じゃやってみるよ」
ということでここから実践編に入ります。

マインドフルネス実践編
「マインドフルネス(mindfulness)」の意味は「気づき」であり、
もう少し詳しく言うと
今現在起こっている経験に注意を向けること
である。
皆様にはこんな経験がないだろうか?
朝食を食べながら「会社にいったらあいさつをして、資料を整えて、会議をして、、、」
朝食を食べながら「子どもを学校におくって、掃除を済ませて、洗濯をして、、、、」
この2つの例は
「今現在」は「朝食を食べる」という行為を行なっている時間ではあるが、
頭は「未来」のことを考えている。
また
朝食を食べながら「昨日、彼女を怒らせてしまった。別れて欲しいといわれたらどうしよう」
朝食を食べながら「先週行われたテストが返ってくる。嫌だな」
の場合、
この2つの例は
「今現在」は「朝食を食べる」という行為を行なっている時間ではあるが、
頭は「過去」のことを考えている。
そう!
人間は案外「今現在」に注意を向けることをしていない。
という訳だ。
じゃ「今現在」に注意を向けてみよう。
それが「マインドフルネス」

やり方(俺流)

  1. あぐらをかいて背筋を伸ばす
  2. タイマーを用意して10分セット(携帯のアプリでも可)
  3. 太ももの上で両指を組む(それっぽい形で0K。リラックスできる形で良い)
  4. 目を閉じる
  5. 深呼吸を繰り返す(ゆっくり鼻から吸ってゆっくり口から吐く)
  6. 呼吸の回数(カウント)を数える
  7. 回数(カウント)が10になったら1回目から数え直す
  8. タイマーが鳴るまで「5」から「7」を繰り返す

コツ

  1. リラックス出来る体勢は重要だが、リラックスしすぎて緩みきってはいけない。あくまで呼吸に「集中」しようとする。はじめ呼吸に集中することが難しい場合は周囲の「音」に集中しても良い。
  2. 呼吸はゆっくり行う。
  3. 10分間を静寂を楽しむ時間と考え、マインドフルネスを集中しつつ楽しむ。
  4. その日上手くいかなくても(自分の中でしっくりこなくても)継続する。

やり方は言葉にしてしまうと非常に簡単である。
10分間、目を瞑って呼吸に集中するだけだ。
しかし、それだけでは具体性に欠けるので実体験を交えて更に詳しく説明したい。

実体験

俺「よし!本も読んだし!マインドフルネス。やってみっか!」
俺はあぐらをかいてタイマーをセットして目をつむった。
吸ってー(集中)
吐いてー(集中)
カウント(集中)
。。。。。
。。。。。
。。。。。
。。。あれ?
。。。まだ????
。。。。。
長い。。。
。。。。。

おかしいぞ?10分ってこんなにも長い時間だったっけ?
。。。。。これは明らかにおかしい!きっと俺はタイマーを押し忘れていた!そうに違いない!
。。。。。目を開けたいっ!!(軽くパニック)

タイマーが鳴る。
はじめてマインドフルネスをやった感想として、、
いかに10分間が長いということ。
(体感は人によって異なります)
俺にとってマインドフルネスの10分間はめちゃくちゃ長く感じた。
途中、目を開けたくてしょうがなかった。
残り時間が気になって仕方がなかった。
これが俺の最初の感想。
しかしそれでも継続した。
息を吸ってー吐いてー数えてー。
すると雑念がやってくる。
「プリンが食べたい」
「旅行に行きたい」
「あれをやり忘れてたっけ」
「あの時のあいつムカついたな」
などの雑念。
で!
ここがポイント!
それは雑念が頭をよぎった時
「いっけねー!呼吸に集中しなきゃ!」
って思い、呼吸に意識を向け直すこと。
「呼吸に集中」→「雑念」→「呼吸に集中に戻る」
この一連の流れ。
呼吸に意識を向け直した時、それが「今現在」を強く経験することになるのだ。
「マインドフルネス」に対する認識として「雑念を抱いてはいけない」みたいに考える人がいるがそれは間違いである。
雑念が頭に浮かんだ時、意識を呼吸に戻すこと
この一連の流れこそが「マインドフルネス」の肝だと考える。
その過程こそ「今現在」への気づきなのだから。

効果

さて、俺が「マインドフルネス」を1ヶ月やってみての効果を報告したい。
1つ感じられた大きなこととして
俺の普段の呼吸ってこんなに浅かったんだ!
という気づきである。
これは毎回、マインドフルネスをやった後感じられる気づきだ。
そして
俺の体と心ってこんなに緊張状態だったのかー
って感想を持つ。
人は心の状態が不安定だと呼吸が浅くなるということは知っていたが、何気なく生活しているだけで、こんなに呼吸が浅くなっていたんだ。
と感じた。
マインドフルネスを通して呼吸を整えることで、心のテンポ感(上手く言えない)みたいなものが整うような感じだした。
すごく簡単に言うと落ち着く。
クールダウンする。
冷静になることができると言ったところか。

また、俺の短気な性格がほんの少し改善されたように思われる。
今まで俺はイライラする出来事が起こるとイライラの感情を引きずりがちだった。
ひどい時は一週間ぐらいイライラを引きずった。
しかしマインドフルネスを続ける過程でそれが軽減されたように感じられる。
具体的な心境としては、
確かにイライラする出来事は日々生活する上でさけられない。
しかしそのイライラした出来事がマインドフルネスを行うことで「昔のこと」のように感じるようになった。
「確かにイライラしたよ。けどさ!それって2時間も前の話じゃん!」
ってな感じだ。
この感覚は俺にとってかなり良かった。
今まで俺がいかにイライラの感情に振り回されていたのかが少しだけ客観的に分かった。
そして、初めは軽くパニックになった10分間だったが、最近は10分間の時間を
静寂を楽しむ時間
として楽しい時間に感じられてきた。

以上になります。今回は
アート「マインドフルネス」の勧め。自分の感情に振り回されて損しないために
でした。
感情の起伏が激しい人って周りから見て、時に刺激的でかっこよく写ります。
楽しい!ハッピー!最高ー!
ムカつく!(怒
かーなーしーい(泣
確かに人間らしくて魅力的かも知れませんが、
ジェットコースターのようにぐわんぐわんと上下する感情の起伏に囚われては、その人の持っている本来の能力を発揮できないと最近は思うようになりました。
例えそれが感情を剥き出しにするハードコアな音楽や暴力的、攻撃的な作品であっても例外ではありません。
マインドフルネスを活用すれば、それらも更にレベルの高いパフォーマンスや作品になるのではないかと考えています。

感情の奴隷になっている
と感じた方は「マインドフルネス」いかがでしょうか?

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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