BETABOME(ベタ褒め)FACTORY

自分を褒めて。同時に他人も褒めて。色々感じたことや考えたことを書きます。

ゲーム「ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて」ストーリーの感想

はろう!
ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて」は2017年にスクウェア・エニックスから発売されたRPGである。
対応機種はPlayStation4とニンテンドー3DS
2019年9月には「ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めてS」として追加要素が加わったニンテンドースイッチ版が発売された。以下「ドラクエ11」
今回は、、、
すみません!
「ベタ褒め」ではございません!
というかむしろ
ドラクエ11」のストーリー(クリア後)に対して後ろ向きな発言が多い内容になっています。
ドラクエ 11」が最初からクリア後のシナリオまで大好きな方はご注意ください。
まず前提ですが
俺は、ドラクエが大好きだ!!!
俺が生まれて初めて
「感動の涙」
ってやつを知ったのは「ドラゴンクエスト幻の大地
うろ覚えだが、子どもの頃、
エンディングで、お城が飛んでいくシーンをじいちゃんと見ていて何故だか涙が溢れて止まらなかった。
初恋の相手もバーバラだ!

今回「ドラクエ 11」に対しても、「ドラクエ シリーズ」がそして「ドラクエ 11」が大好きだからこそ、ストーリーの展開において
それは違うじゃんよ!
そこは違うじゃんよ!!
その展開は違うじゃんかよ!!!
っていう内容で記事を書いていきます。
これは俺が「ドラクエ 11」に対しての愛が強すぎたが上に招いた不幸です。
もちろん、汚い文章は使いません!
ですので是非、「ドラクエ 11」が好きな人、嫌いな人、関係なく皆様と一緒に「ドラクエ 11」のストーリーについて考えをシェアしたいです!!
ストーリーについてがっつり書きますのでネタバレを含みます
プレイしてなくて購入を検討されている方はニンテンドースイッチ版が完全版なのでオススメだよ。
話は
ストーリーは「エンディングまで」は最高作品だった!
クリア後。なんでこうなった????
の2本立てです。

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俺がドラクエの中で一番好きな呪文はメラゾーマである
(この記事はネタバレを含みます)

 ストーリーは「エンディングまで」は最高作品だった!

最高だった!何度も泣いたさ!

俺は「ドラクエ 11」はPlayStation4で遊んだ。
ドラクエ 11」のためにPlayStation4を買った。
普段、美しいグラフィックが売りの洋ゲーやモンハンをやらない俺に取って「ドラクエ 11」のグラフィックは凄く美しく思えた。
仕事から帰ると、缶ビールを片手に睡眠時間を削って
「すげーすげー」
言いながらプレイした。
プレイしていて最初の城でちょっと酔った。(笑
けど、主人公が
「ぱぱぱぱっぱぱっぱー」
という馴染みの効果音とともにレベルアップしたり、
カミュやベロニカ、セーニャなどの魅力的な仲間が加わると嬉しくて堪らなく、
勝手に酔いは克服された。
さすが我が体!

ドラクエ 11」のストーリー対して不満を言う方々の声の中に
ストーリーが今までのドラクエ シリーズと同じようなものばっかりだ
という意見がある。
確かにそうかもしれない。
ドラクエ11」のストーリーは大きく分けると3部から成り立つ。
世界崩壊前(前編)
世界崩壊後(後編)
クリア後
だ。
で、世界崩壊前のストーリーは確かに、
今までのドラクエシリーズの中でどっかで見たことがある話しだな
って感じることもあった。
また過去作の「ドラクエ」の音楽が再利用されているのでそれもプレイヤーに既視感を感じさせる要因になったと思う。
欲を言えば、音楽は全部新しく作って欲しかったなぁってのが本音だ。

物語的にはちょっとハッピー過ぎでご都合主義だなぁ。
なんて感じながらも、
けど、それでも楽しかった!ワクワクした!
それが世界崩壊前(前編)

それが世界崩壊後(後編)物語はガラリと雰囲気を変える。

この世界崩壊前、世界崩壊後っていう物語展開も
ぶっちゃけいえば既に様々なRPGでやり尽くされている
(例えばファイナルファンタジー6)
けれど、「ドラクエ シリーズ」では初めての試みだったし、ムービーの効果も相まって俺には新しく感じた。
魔王に出し抜かれて崩壊する世界。
まじで悔しかった!悲しかった!
感情移入している俺はすっかり勇者に成り切っていたのだ。
話は脱線するが、
プレイヤー=主人公
にさせる、ところがドラクエ シリーズの醍醐味であり凄みだよね!
俺は主人公の名前は必ず自分の名前にするタイプです。

世界が崩壊し人魚に助けられる展開。
自分が偽りの王様に騙され踊らされていたと言う真実を知ったクレイグの後悔と懺悔。
そしてイシの村の変わりよう。
家族を無くす住人。
失語症にかかってしまう少女。
悲しい。とても悲しく重い展開が続いた。
しかし、しかしだ。
それでも、主人公をはじめ、仲間、村の住人、人々は励まし合い、助け合いながら、決して生きる希望を捨てなかった!
物語が進むと、ベロニカが主人公たちを守るために犠牲となって命を落としたことが明らかになる。
辛かった。
それでも、そんな絶望を味わい大きな傷を心に受けながらも主人公と仲間は共に支えあいながらベロニカの意思を胸に魔王に立ち向かった!
そして精神的にひとまわりもふたまわりも成長した主人公たちは見事魔王を倒すのだ。
最高だった!
エンディングで主人公たちは、ケトスっていうでっかいクジラにのって魔王城から脱出する。
お決まりのシーンだが、その美しいシーンを忘れることはできない!
俺は世界崩壊後のストーリーが大好きだった!
ここまでプレイしていて俺の中で「ドラクエ 11」はドラクエ シリーズの中で上位確定だった。

クリア後。なんでこうなった????

ここから、「ドラクエ 11」に対して後ろ向きな発言が多くなります。

俺はなんとなく、クリア後、ベロニカが復活するイベントがあってハッピーエンド!
だと思っていた。
違った。
ベロニカを助けるには、主人公だけが、世界崩壊前の魔王に出し抜かれる直前に戻れる
というものだった。
要はタイムトラベル。
仲間を置いて主人公だけ、過去へ
。。。。。え???
まぁ物語を進めたいので言う通りに戻る。
すると、本当に世界崩壊前に戻る。
。。。。。え???
みんなはどこ???
いや、
もちろんいるよ。
けど、
そこにいるのは世界崩壊後を知らないカミュ、セーニャ、マルティナ、シルビア、ロウ、グレイグだった。
(正確にはなんとなくうろ覚えみたいな様子?)
で、
主人公だけが世界崩壊後を知っている。
国王デルカダール王が魔王に成り代わっているのを知っている。
ホメロスが魔王の見方をしている裏切り者なのも知っている。
なので、あっさりホメロスを倒して、容赦無く魔王を倒す。

。。。。。え???
もちろん仲間の記憶は蘇らない。
なんかスーパーパワーでスキルとレベルだけ戻るのだ。
。。。。。え???
皆はどこ?
カミュは?セーニャは?マルティナは?シルビアは?ロウは?グレイグは?
みんなを返して!!!!(発狂するボク)
俺の心は崩壊した。
。。。
この展開どうなのよ!?
皆様的には有りなの?
俺的には無しだよっ!!!

確かに世界崩壊後は辛いことばかりだったさ。
たくさんの人が亡くなった。
その中には大切な大切なベロニカの命も含まれる。
けどさ!!!
それを、俺たち人間は乗り越えてきたじゃんかよ!!!!!
俺たち人間は悲しみを乗り越えて、より強く、優しくなったんじゃないのかよ!!!!
世界崩壊後、絶望しかかけた勇者である俺に「人魚の女王セレン」はこう言う。
「勇者とは!最後まで けっして・・・諦めない者のことです!」
最高のシーンだ!!!
特別な存在だから勇者じゃないんだ!

どんな困難や絶望があっても諦めないこと。それが勇気。
だから勇者なんだ。
俺は自分に言い聞かせて闇に覆われた陸に戻る。
すると諦めない気持ちを持っているのは勇者だけではなかった。
絶望の最中においても、更に高みを目指し死と隣り合わせの環境でグランドクロスを会得しようとするロウ。
絶望の最中だからこそ、笑いを絶やさないシルビアの芸人としての潔い姿勢。
姉を亡くすという絶望に直面しながらも、強い信念と意思を持ち続けたセーニャ。

俺はセーニャは姉を亡くすという辛い経験を経て、ただの天然ぽえぽえ系の女の子ではなく、しっかりとした芯のある女性へと成長したと思っている。
国王に化けた魔王を盲信するあまり、国王の王姫マルティナと勇者を殺そうとしたグレイグの後悔と負ってしまった罪。
グレイグはこの罪を背負うことで、誰かに盲信することを反省し、自分の意思で考える、「本物の隊長」になった。
素晴らしかった。
確かに世界崩壊後、私たち人間は大きな傷を受けた。
しかし、決して諦めないことで、人間は、「傷」を糧に更に強く優しくなった。
ドラクエ 11はそいうことをテーマにしているのだと思っていた。
。。。。
。。。。違うんかいっ!
。。。。それが全部ぱーですよ。
。。。。記憶もなにもかも帳消しにしてまるっとまるく納めるんかいっ!
。。。。
。。。。

返して。
俺のカミュを、セーニャを、マルティナを、シルビアを、ロウを、グレイグを。
時間を巻き戻して目の前にいる皆は本当の皆じゃないよ!
俺は共に痛みも、苦しみも、絶望も、傷も一緒に味わったみんなと一緒に居たいよ!!

感情移入しまくっている俺にとっては、同時に仲間6人が亡くなってしまったような感覚に陥りました。
めっちゃ悲しかったです(泣
生まれて初めて味わった悲しみでした。
タイムパラドックスショックとでも名付けよう

まぁ。
じゃあクリア後はプレイしなきゃいいじゃん!
っていう意見があるかもしれない。
しかし、物語は過去に戻るパートと過去に戻らないパートの2パターンあるわけでないのだ。
つまり過去に戻らないで、ベロニカを息返す他の方法を模索するっていう展開は存在しない。
よってプレイヤーは過去に戻るしかないのである。
それは物語を進行させる上で仕方がないのです。

はぁ。
だったらさぁ。
普通に過去に戻らないで、願いが叶う玉7つ集めた後、神様倒して、ご褒美にベロニカ生き返すって流れの方がどんなに良かったことか。
それか普通に「みんなで過去に戻る」でいいじゃんよ(泣

今回は、以上になります。
「ドラドンエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて」をストーリーに焦点を当ててレビューしてみました。
ドラクエ 11」大好きで、とても感情移入しながらプレイさせていただきました。
不満も言ってしまいましたが、
これだけゲームに感情移入させる力を持っている「ドラゴンクエスト」ってやっぱり凄いと思います。
懐かしく安定した面白さがあります。

けれど、俺にはクリア後のシナリオは納得できません。
皆さんはどうですか?
納得しましたか?

俺が勇者なら、過去には戻らず、共に傷を背負った仲間たちと一緒に、なんとかしてベロニカを生き返す別の方法を命がけで探します。
不可能かもしれませんが諦めません。
けっして諦めない者が勇者だからです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
   
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